こんにちは。
colinaのすんごい良い生地のコート。
一応今すぐの販売も可能です。(遠慮なく言ってください)
しかし、コットン100%なので真冬は厳しいかなと。
ですので、来春用に良いかなと思います。
カッコいいでっせ。
他ではまず見ないであろう生地。
自然栽培綿をガラ紡で、手紡ぎの糸に限りなく近い風合いと形状になるように紡いだ糸を使用。
しっかりと凹凸感が出る様に織ったオリジナルの刺し子織を使っています。
重そうに見えますが、実はかなり軽いものに仕上がっています。伸縮性も高いです。
また、絣染めですので良い経年変化を楽しんで頂けます。
(かすり染色とは1本の糸を多くの色で染める染色方法)
colina定番のアトリエコートやショップコートのミディアム丈バージョン。
(ショート丈に近いですね。)
長過ぎない、普段使いしやすい着丈になっています。
裏地無しのコットン100%のコートなので夏以外着て頂けます。
とりあえず凄い生地です。
サイズはM、L展開です。MでS~M対応、LでM~L対応です。
内ポケットも左右に付きます。
裏もパイピングしたりと綺麗な処理。
以下デザイナーからの生地情報。
ガラ紡機は、明治の初期に信濃国安曇野郡出身の臥雲辰致(がうんたっち)と言う僧侶が
日本で最初の和製紡機(臥雲式和製紡機)を発明したのが、始まりです。
ガラ紡は仕組みが簡単で、現在ではの紡機の1/100程度の超低速で
ゆっくりと空気をたくさん含んで嵩高性に富んだ軽くて柔らかい糸を
ガラガラと音をたてながら非常にゆっくりと紡いでいくのが特徴です。
糸の特性上、撚りの甘い手で紡いだような不均一でとても味わい深い糸になります。
私たちのガラ紡糸の原料に使っている綿は、今まで一度も肥料や農薬を使ったことのない
広大な契約農家で自然栽培された綿を一つづつ丁寧に人の手で摘み取っていった綿を使用しています。
そうして、栽培された綿をガラ紡機で紡績したもので、織物にしていくのですが
この撚りが甘く不均な形状の糸は、普通の製織工程ではとても織る事ができないため
経糸のテンションや織機のスピードなどを専用にカスタムして
ほとんど手織り機に近いスピードでじっくりと時間をかけて織っていっています。
色をつけていく際にも、通常の糸染めや生地染めの工程のように
糸や生地にテンションをかけて染めるという事が難しいため
全て枷染めで天然染めやむら染の糸を作ってから織る様にしてもらっています。
ここまでしないと作れない生地なので、製織や染めを外注する事も難しく
紡績から染色織布まで全て一貫して工場内で行うとようにして作られている
ほとんど手作りに近い生地なのです。
自然栽培綿の、本来の風合いを曲げんまで残すような
めちゃくちゃ時間と手間はかかるけど最小限の工程で作られた生地は
とても風合いが良く軽くて味わい深いものに仕上がってきます。
ペーパーライクの真逆にあるような質感の素材なので、縫製やパターンを作る上でも
色々と工夫をしていかないいけない部分も多く
製作に時間とコストのかかる生地ですが私たちのような
完全にメンズの仕立ての洋服を作っているメーカーもあっても良いのではないかと思いと
何よりもわたし自身がこの素材感や風合いがとても好きで
愛用しているから皆さんにもその素晴らしさを是非知って体験してもらいたくて
毎シーズン素材作りから取り組ませてもらっています。
マニアック過ぎて何言ってるか分からん。。
とりあえず凄いって事ですわ。。