こんばんは。
待ちに待ったド変態Tシャツがやってきます。
明日(6/25)、東大阪繊維研究所の社長(糸のド変態)が
商品を持って来られます。
以下は前回に書いた内容と同じです。
まぁ、見直しといてください。
前回来られた時にこの生地サンプルを握ったんです。
その時の感動たるや。一言、すげ~って。
早く現物を見てみたいですわ~って、すげ~楽しみにしていました。
展開カラーも決まり、販売価格も大凡決まったみたいなのでお披露目と。
とりあえず値段聞いて笑いましたね。
18.000円(税抜)
正直、そんなするんすか??たっけ~!って言いましたね。
半分ネタですやん。笑
10年間、いろんなブランド扱ってきたけど20.000円近いTシャツなんか扱った事ないし。
しかし、この値段でも普通に納得するぐらいのパンチ力のあるTシャツです。
生地もそうですが縫ってる工房もめちゃくちゃ丁寧らしいです。
まず、カラーバリエーションは上からグレー、チャコール、ネイビー、ブラックの4色。
写真では分かりにくいですが、ブラック以外の3色は微配色の撚糸杢になっています。
それぞれ、グレーはシルバーグレーとミドルグレーの掛け合わせ。
チャコールはダークグレーとネイビーの掛け合わせ。(ブラウンっぽいカラー)
ネイビーは青味のネイビーと黒味のネイビーの掛け合わせ。
もうこの時点でやってることが変態。
さらにド変態な文章をコピペ。
名前の通りコットンとリネンを両方使用した複合素材のTシャツです。
繊維の素材を複合させるやり方にもいろいろあって
原料のいわゆるワタの段階で混ぜる方法を「混紡(こんぼう)」
コットン糸とリネン糸を撚りあわせる方法を「交撚(こうねん)」
コットン糸とリネン糸を組み合わせて編む方法を「交編(こうへん)」と呼び分けています。
今回の生地は交編で素材を複合させています。
この交編のやり方にもボーダーや引き揃え、裏毛やインレーなどこれまた色々とあって面白い分野なんですが
今回は様々な方法がある中からプレーティングという編み方を採用しました。
プレーティング編みの仕組みは比較的簡単で
生地の外側がリネンで内側がコットンになるように糸を内外に並べて編んでいます。
結果的にTシャツの外観はリネン100%のように見えながら
肌ざわりとしてはコットンになるという美味しいとこ取りの理想的な1枚が出来上がります。
外側はリネン100%なので自然な光沢があって肌触りはサラッとしていて滑らか、多少ドレープ感もあります。
簡単に言うとややドレスよりで大人な印象のTシャツですね。
シルエットはあくまでもシンプルで、襟のデザインや型紙は基本的に定番である
脇から裾にかけてやや絞り気味のシルエットにしてあるので着ると痩せて見えるのと
肩周りがゆったりしていて楽に着れるのがポイントです。
さてこの品番、リネンコットン モンスターオンスTシャツという品名です。
モンスターオンスと言うのは当ブランドで使用しているオリジナルの言葉で
ヘビーオンスの上のそのまた上くらいの厚みを持った怪物級の生地厚のシリーズであることを意味しています。
この生地はというと、なんと14オンス近い重さです。
試作の段階ではもっと重かったのですが、少し軽くしてなおこの重さ。
ちなみにMサイズ1着あたり405gなので、重さだけならスウェットと違わないほどですね。
けれども先に書いたように動きやすいデザインにしてあるので、実際に着てみると驚くほど重さを感じません。
重厚な生地を使うことで何度洗ってもヘタらない頑丈さを維持しつつ
リネン特有の上質な印象を持つ大人のTシャツに仕上がっています。
着たらこんな感じ。173cmでMサイズ着てます。
{実は襟パーツもボディの糸と同じもの使ってオリジナルで作ってます。}
ノルマンディ産の一等亜麻原料を使って微配色の杢に撚糸したリネン
超長綿のコットンとのプレーティング編みによる13オンスを超える生地の厚さ
それでいて着ると重さを感じないデザイン。
素材、縫製にこだわったらこうなりましたって感じのTシャツです。
お楽しみに!!