2011/11/16
え~
こんばんは。
手が程よくかじかんでます・・・
ちゃんと寒~~い冬になっていってくれるのでしょうか?
早速ですが、今期展示会で、「おっええやん」って惹かれたのがガンジーセーター。
少し合わせにくい型かもしれんけどおもしろいやん。
Barbourのインナーとかダウンベスト合わせたりとか・・・。
って事で入荷させました。
GUERNSEY WOOLLENS (ガンジーウーレンズ) 『GUERNSEY SWEATER』
まず定番の無地物から。
Bottle Green(サイズ38着用。着丈が若干長く、アームホールが少し広く感じます。)


首がぐっと詰まってて風が入りにくい仕様。
船乗りたちが寒い時に、ばばっと着る為、前後関係無い作りになってます。


Aran(サイズ36着用。丁度いいです。)





Scarlet(サイズ38着用。着丈が若干長く、アームホールが少し広く感じます。)




LAVENHAMやChurch'sなどの輸入代理店、渡辺産業が別注で作った変り種。
Navy×Red anchor(サイズ38着用。着丈が若干長く、アームホールが少し広く感じます。)

左胸のアンカー柄が輝いてます。



GUERNSEY WOOLLENS (ガンジーウーレンズ)
GUERNSEY SWEATER
無地 / 18.900円(税込)
Navy×Red anchor / 22.050円(税込)どんなセーターか??
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漁師の為に編まれたセーターなので油分を多く残した
英国産のピュアヴァージンウールを使用しています。
ですので、新品の時は少し獣臭がしますが着用を繰り返して洗っていきますと取れます。
強い撚りをかけて作られたウール素材は風を通しにくく
保温性の向上、防水、撥水効果と優れている特徴があります。
編み目がしっかり詰まっており、水濡れにも強いので
家庭でお洗濯ができるという扱いやすさも持ち合わせております。
袖口、袖全体、合わせ目の編み方が特徴的で
袖ぐりから上方に、パネル状のガーター編みが施され
袖口がリブになっており裾も同じ編み込みです。
裾の両サイドには動きやすいようにスリットが入っています。
脇の下にはマチが編み込んであり
腕の動きやすさも考えた作りになっています。
袖丈は着用した時に作業がしやすい様に
手首が出る長さに短く設定されています。
また、全てのサイズが同じ袖丈になっています。
ですのでシャツの袖などチラ見せして着たら洒落てます。
創業当時から変わらない独特でクラッシックな雰囲気は
年代を問わず、着続けられるアイテムになっています。
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どういうブランドか??
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ガンジウーレンズ社は、イギリスとフランスの間にある
チャンネル諸島のガンジー島で1976年に創業し、30年にわたり
ワークショップにて伝統的で高品質なガンジーセーターを作り続けています。
彼らのセーターはスキルや伝統に絶対の自信を持つ職人が手がけ
そして現代のフィッティングに合うよう作られていますが
歴史的なパターンやディティールを組み合わせ、伝統的な”ガンジー製法”で作られています。
ガンジーセーターとは、17世紀からガンジー島に伝わる伝統的なセーターで
クルーネックのものは前後対称の仕様で、前後どちらでも着る事が出来ます。
そして動き易いように脇にダイヤモンド型のパターンを編みこんだ物で
ガンジー島の漁師達によって着られていました。
船乗りたちがガンジーセーターを着ていた為、英国中の沿岸へ広まり人気になりました。
チャンネル諸島の人々は袖の付け根にあるガンジーセーター独特のリブや
船のロープで出来たはしごがモチーフとなっているステッチパターン
波の様子を表したガーターステッチのパネル、小石や岩
砂等を表している肩のステッチなど、手編みにしています。
多くの家族は自分達の着るセーターに色々なパターンのバリエーションを加えていました。
それは、不運にして海で命を落とした際、すぐに分るようにする為です。
ガンジーセーターはジャージー島の知事、Walter Raleigh(ウォルター・ローリー)卿が
カナダの東部の島と貿易を始めた17世紀に、世界的に知られるようになりました。
また、ロイヤルファミリーにも人気でエリザベス1世
メアリー王女(スコットランド)もガンジーセーターを持っていました。
メアリー王女は死刑執行の際にガンジーストッキングを履いていたと言われています。
さらに19世紀になると、ネルソン大帝は海軍本部に価値ある軍服として推薦し
1857年にはカナダのノバスコシア州ではハリファックスの駐屯兵達が
冬の装備に必要な装備として ガンジーセーターを装備していました。
また、『Royal National Lifeboat Institution』(イギリスのライフセーバー団体)に
ガンジーセータを供給していた実績があります。
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ココ・シャネルのシャネルはチャンネル諸島のフランス語訛りらしいです。
ではでは。